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2007年01月05日

CentOSを最新版(4.4)にバージョンアップしたときのメモ あとで読む

昨年アナウンスしていた通りお正月にサーバー群を CentOS 4.4 にバージョンアップしました。

CentOS 4.1~4.2 が中心だったので、セキュリティ上も必要に迫られて実施。
お正月はこういった作業に最適ですね(涙)。


CentOS のバージョンアップは yum update 一発なので非常に簡単です。

さくらの専用サーバー群はこちらを参照すれば簡単に実施できます。


せっかくなのでメモエントリしときます。


○リポジトリファイルの変更

必要に応じて repos ファイルを書き換えます。通常は 4.1⇒4.4 なんてアップデートは行わないようになっているはずなので、強制的に CentOS 4.4 の更新チェックを行うようにします。

さくらの専用サーバーはこちらにあるとおり、さくら側でミラーを用意してくれています。おかげでダウンロードが高速です。


○yum check-update で更新されるファイルを確認

気休めですが、一応なにが起こるか確認します。


○yum update を実行

更新される内容を確認したら、yum update を実行します。
途中で「Y/n」を質問されますので、y を入力すると更新が本当に行われます。

CentOS 4.2 ⇒ CentOS 4.4 への更新で 概ね 350MB 程度、時間にして 30分程度~1時間弱でダウンロード・更新チェック・インストールが完了します。

Warning なども表示されますので、一応ちゃんと確認しときます。


○chkconfig 再設定

CentOS 4.4 をインストールすると再起動時に不要なプロセスがいくつか走り出してしまいます。

私の環境では以下の不要なものが on になってしまっていたので再度 off にする必要がありました。

/sbin/chkconfig nfslock off

/sbin/chkconfig autofs off

/sbin/chkconfig kudzu off

/sbin/chkconfig xfs off

/sbin/chkconfig iiim off

/sbin/chkconfig pcmcia off

/sbin/chkconfig netfs off

/sbin/chkconfig rpcidmapd off

/sbin/chkconfig gpm off

/sbin/chkconfig rpcgssd off

/sbin/chkconfig dracd off

/sbin/chkconfig webmin off


○/var/log/httpd のアクセス権再設定

CentOS 4.4にアップデートすると /var/log/httpd のアクセス権が 700 になります。
ログのバックアップなどを行う関係上このディレクトリのアクセス権が必要なので 755 に戻しました。
(あまりおすすめできないかもしれませんが、意外にここのアクセス権を変更している方は多いのでは、と)


○再起動

reboot を実行します。

ついつい sync;sync;reboot などとしてしまうヒトはオールドタイプと言われるそうです(って私のことですが・・・)


○dmesg 確認

$ dmesg Linux version 2.6.9-42.0.3.ELsmp (buildsvn@build-i386) (gcc version 3.4.6 20060404 (Red Hat 3.4.6-3)) #1 SMP Fri Oct 6 06:21:39 CDT 2006


めでたく完了。

お正月の深夜(しかも誕生日だったり)の 午前 1:00 に作業開始して、午前 3:00 頃にサーバー10台ほどの作業が終了しました。

投稿者 aka : 2007年01月05日 17:49  / 2007年01月 / サーバー管理

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コメント

ディレクトリ内のファイル名が特定出来る前提なら、パーミッションは701でOKですね。

投稿者 ogasyun : 日時 2007年01月06日 00:19

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