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2007年08月21日
フィンランドから戻ってます
残念ながら、本当に残念ながら、この暑さ(なんですかこれは)の中、日本に居ます。
もう本当に残念なんですが…
夏の間、いろいろなことを後回しにしてしまったので、再度がんばって仕事したいと思います。
で、ついでにネット回線について改めて認識したことを少々。
フィンランドというと、教育水準世界トップ、福祉国家、IT先進国、Nokia、Linux、などが有名かと思います。
IT先進国と聞くとさぞかしネット回線なども高速なんだろうな、と思っていたのですが、実際に日本からフィンランドのサイト(.fi)にアクセスすると、とにかく遅い。いやもう遅くて。
なんだ、フィンランド、大したことないな、などと思っていたのですが、これが全然間違いでした。
フィンランドからアクセスすると、世界中が快適に接続されているのを体感できます。アジアを除いて。
簡単な絵(というかポスター)ですが、世界のネットトラフィックはこんな感じ(クリックで拡大)。
つまり、ヨーロッパから日本へ到達するには、アメリカ経由(かシベリア鉄道経由w)ということになり、どうしても遅延が発生します。
もちろん、ノードによって確保されている帯域の問題などもありますので、帯域総量だけで判断することはできないのですが。。。
#というか traceroute のホップ数の方が影響大な気がしますが…。
ただ、一ついえることは、ヨーロッパの経済圏が拡大していく中で、インターネットの世界でも日本はさらに「辺境」に位置しており、例えば日本のネットワークの末端ノードにサーバーをたてて「グローバルサービスだ」などといっても、その時点ですでにハンディを負っているんだなぁ、と。
ということで、全然フィンランドレポートになっていませんが、Hatena 頑張れ、ということで。
(また気が向いたら気づいたこと書きたいと思います)
※業界柄、どうしても「IT先進国」と聞くと「Web化」が進んでいると考えがちなのですが、これは国策としての情報化が進んでいる(社会保障番号などによる集中管理)という意味です、と補足しておきます。
投稿者 aka : 2007年08月21日 12:45 / 2007年08月 / 海外
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