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2009年06月09日
こないだ15億円追加調達した Cooliris に行ってきた
中の人に「ブログ書くから」といっておきながらすっかり忘れてました・・・。先日 Cooliris に遊びに行ってきましたのでそのメモ。
さて、Cooliris とは、「3Dウォール」で画像を検索できるブラウザ用プラグインツールを提供している会社です。
(以前は PicLens と呼ばれてたツールです)
このツール、現在でも一日に5万ダウンロードあるそうです。いや、なかなかすごい数ですね。
Firefox のアドオンだけでも、週に16万ダウンロードですから、数字はあながち間違いではないようです。
これだけ伸びてればいい感じになるのでは、と思うのですが、ダウンロードがすごい分、使わなくなる人も無視できず、、、とにかく着実なユーザーベースを増やすことに注力しているとのこと。
iPhone アプリなども無料で提供しているので、気になるのは今後のビジネス展開。
現在進めているのは大手サイトなどへの導入を通じた露出アップで、海外のメディアサイトやモバイルキャリアなどを中心に提携をすすめているとのことです。
ビジネスモデルは男前にも広告モデル一本。
無償で配布・提携して広告で収益というモデルを貫くそうな。
さて、その cooliris も今は社員 38 人に増え(相変わらずスタンフォード出身者が多いようです)、今度は 10,000 平方フィート(= 930平方メートル、300坪弱)のオフィスに引っ越すらしい。
#もう引っ越したかな。。
オフィスが広くなるので、JokerRacer のビデオ見せて、マシン走らせてもらうようお願いしときましたw
えーっと、私の過去エントリも翻訳してもらって読んだとのことなので、このブログも中の人に読まれると思うんですが、あえて率直な感想を。
Cooliris、使ってみるとすごいのですが、使わないとすごさをすぐに忘れます。
リッチコンテンツの検索性(Findability)をあげるツール・サービスとして高く評価されている Cooliris。
Google + Google Desktop のマルチメディア版検索エンジン、という位置づけで資金調達も順調な様子。
しかし、現行のデータ(画像なら picasa / flickr、動画なら YouTube)について、現在のユーザー動線は「それぞれのコンテンツのそれぞれの入り口」をうまく使いこなしているという状況。
その入り口を cooliris が横断的に抑えるという戦略だと思うのですが、現在の核である「3Dウォール」というアイデアでどこまで通用するか。。
Findability については今後も熾烈な競争がある世界だと思うので、もうひとつ転換となる仕掛けが必要になってくるか思います。
ま、私なぞが書くまでもなく戦略練ってるんでしょうけど。
しかし羨ましくも資金は潤沢にあるので、当面はサイトでのプレゼンスアップとユーザー数の向上にとことん注力していけるのは強いですね。
ということで、Cooliris。日本でもしっかり流行らせたいらしいので、よろしければ。
↑何故か記念撮影w. Maria, Dice-K, Yoski, Kelton.
投稿者 aka : 2009年06月09日 16:44 / 2009年06月 / 海外
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