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2008年08月26日
F-1ビザ (アメリカ留学ビザ) を取得したときのメモ
さて、気づけば日本にいます。あぁ、なんで帰ってきたのか・・。
で、夏の間はずっとスタンフォードにいたわけですが、今回は「学生」の身分だったので、短期とはいえ「F-1ビザ(留学ビザ)」を取得する必要がありました(講義の時間が多いと必要になるんですね)。
「J-1(交換留学生)」ビザは以前労せずとったことがあったので、「まぁ、カンタン、カンタン」と思って自分でやったのですが・・・結果、かなり苦労しました。。。
せっかくなので、VISA 取得の手順を載せておきます。自分はもう取らないでしょうが、こういうのどんどんチャレンジすべきだと思うので、何かの役にたてば、と。
- F-1 Visa をとるには、大学の I-20(という書類) が必要
これには通常 TOEFL や GMAT の成績と財政証明書が必要になるので、これらを送るところからスタートする
- TOEFLなどは早目に受けておきましょう
混んでる時期(今とか)は2ヶ月くらい予約取れないです。ちなみに通常2年有効。
- 財政証明書
財政証明書は Visa 申請にも必要なので、必ず 2 部とっておきましょう。通常は銀行の英文残高証明書ですね。発行まで1週間くらいかかります。手数料 400円~1000円くらい。
SONY銀行は安いし速いし丁寧でしたよ。三菱○○UFJ銀行の証明書は住所が掲載されてなくて愕然…。
- 合格通知
I-20 がやってくる前に、大学から合格通知みたいなものがくるはずなので、それが来たらすぐに次の作業に着手しましょう。
- 自分が卒業した大学に連絡して英文成績証明書を取る
アメリカ大使館のHPには「最近3年分の成績証明書」と書いてあるけど、これは微妙に誤訳で、Most Recent、つまり直近3年分の履歴が必要。
ということで卒業して10年たってたとしても大学の成績証明書は必要です。これ時間かかるので、まずやるべし。なお、成績証明・残高証明とも厳封不要です。
- DS-156 を書く
これはWebのフォームで一度きりなんでとても面倒。ポイントとしては フォーム項目はテキストで書いて、それをコピペするようにする(必ず2度書く羽目になると思う)、印刷したあとに、ファイル⇒保存で PDF を保存しておくとよいです。
- DS-157 と DS-158 を書く
これ、手書きでもいいのだけど、相当面倒。なので、PDF の編集ソフトなんかを使うといいんじゃないかと思います。
私はこれ使いました⇒やさしくPDFへ文字入力。インターフェースは微妙ですが、保存できるので助かります。で、これなんですが、大学に連絡して成績証明書を取ったあとにしたほうがいいです。学部名とかの英文表記をあわせるために。
- アメリカ大使館の支払い
書類が全部かけたら SEVIS の支払い、ペイジーの支払いを行います。2万円ちょいくらいでしたかね。
- 面接予約
ホームページから面接予約を実施。これはもう遅刻しまくっても全く問題ないので、とりあえず速い時間をとっておけばOK。
というか、近くにアメリカ大使館が無いと大変だな、と思った次第。。
- 写真を用意
写真をちゃんと用意するのが面倒。写真はスペックをよく確認。背景白で顔の長さが3cm!で結構ちゃんとチェックされます。
まぁ、写真だめだったら大使館の中で撮影できるので、それほど気にせずに。。
- 面接の服装
正直、服装はどうでもいいです。面接っといっても、カウンターごしに立ち話するだけ。ちなみに腰から下は見えないので、ズボンとか靴とか気にする必要ゼロです。
- 面接の所要時間
概ね1時間から2時間くらいかかるようです。早く行けば早くいくだけ早く終わるので、早くいくべし、らしい。というか、中が満杯になると外で待たないといけないので、雨とか暑い日は相当つらいですよ。
ちなみに私の場合、行ったのは 9:10 くらいで 9:40 頃には中に入れました。終了は 10:30 頃。そのとき、外の列(中に入れない)は長くなってました。
- 面接の持ち物
大使館の待ち時間は暇なので本とか持ってくるように、っていわれるけど中は落ち着きがない状態なので読書する気にはなりません。実際、本読んでいる人はほとんどいなかったです。
- VISA 発行
面接が終わって紙が渡されると VISA 発行OK。その場で即決ですね。ここで Expack が渡されると Visa NG。たまに泣いてる人が・・。
- VISA 手元にくるまで
ビザは2日後にやってきました。あっという間ですね。成績証明書、残高証明書もご丁寧に返送されてきます。
といった感じでしょうか。check*pad から書き写しただけですが、実際なかなか大変でしたw。
ちなみに書類を用意するのにかかった時間ですが、いろいろ調べたりする時間も含めると概ね 15~20時間くらいでしょうか。
地球の歩き方などでは、VISA 申請代行サービス(というか書類準備代行ですね)を1万円強でやってくれるようです。書類不備などはかなり心配なので、この料金でちゃんとチェックしてくれるのなら安いと思います。
あと、書き方で参考にしたのは以下のサイト(書き方、です)。
[ビザ知識]DS書類の書き方 - アメリカビザのグリーンフィールド
それとここのサイトの情報も結構役に立ちました。
ビザ取得情報データベース
VISAは一度落ちると次はなかなか取得できないと言われているので、書類一つにもすごい神経質になってしまって、これはどうかくの?英語?日本語名?みたいな状態になるんですが、まぁ、そんな気にしなくてもいいですよ。(といっても気にするだろうけど…)
ということで、みんなどんどん海外に出て行くべきだと思うので、何がしかの参考になれば。と。
投稿者 aka : 2008年08月26日 12:50 / 2008年08月 / メモ
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