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2008年02月20日
新サービスを開発するときに気をつけてること
もう全然気合が足りないので、自分への戒めも含めて「新サービス開発」について思いつくままにメモ残します。
新サービスを開発するときには:
- コンセプト = メタファーを決める
- サービス名を決める
- アイデア ⇒ 開発 ⇒ 仕上げ の苦しみ度合いを理解しておく
- 時間をかけて悩んだものはアウト
- デザインから入る
- デザインを懲りすぎない
- デザインのポイントは余白
- LEGO ブロックみたいなパーツから作り始める
- LEGO ブロックを一気に組み立てる
- 仕上げはリリース日の設定から
メタファーとは、「そのサービスって、つまり○○だよね」の○○に当てはまる具体的な言葉です。
どんなサービスでも「既存の言葉」に当てはめないと理解しにくいので。
「GPS機能で配送遅延から距離を感じられるオンラインメッセージングツール」じゃなくて「それって伝書鳩」みたいな。
これは知り合いに説明してみるとヒントが得られること多しです。
ドメイン取るとかの理由もありますが、名前が決まっているかどうかで作業のはかどり方が全然違います。
実は開発する作業が一番楽です。厳しいのは仕上げ。途中で萎えないような工夫が必要だったりします。
作る意欲が高まるといろんな機能をつけたくなるのですが、経験上時間をかけて悩んで作ったものほど出来が悪いです。
悩んだアイデアは一旦白紙にして練り直す、悩んだ機能は全部削除する、くらいで丁度いいと思います。
とにかく仕上げが苦しいので、まずデザインの構成から入るのがいいと思います。
全体のデザインを先に仕上げることで完成のイメージが沸きあがってモチベーションがかなーりアップします。
とにかくシンプルなものを。37signals も facebook も 43things も、そんなに画像を使ってません。
普段からこういったサイトをブックマークしておいて参考にするのがいいと思います。
日本人なので「わびさび」の精神で。
いや、本当に、余白をうまく使うだけでデザインはとても良くなります。
まぁ私はデザイナーでないのでこの辺は適当にスルーしていただければ、と。
私のやり方なのですが、アイデアが固まってきたら必要になりそうなパーツをいくつもこしらえます。
単機能な汎用実装って結構楽しいですよ。自分自身のフレームワークにもなるし。
この工程は楽しいのですが、なにしろ途中で邪魔されるとブロックがガラガラ崩れてやる気が急に失せます。
なので、時間をしっかり確保できるところで一気に作り上げてしまうのがいいと思います。
開発合宿でよくやっていたのはこれですね。
いつもすさまじい勢いで何かつくってた気がしますが、実はブロックを組み立ててただけだったり…
とにかくモチベーションを保つにはフィードバックが必要なので、開発したものをしばらく放置しておくと急速に公開意欲が薄れます。
なので、まずはリリース日を決めるところから始めて、それを知人などに公開するのがいいと思います。
仕上げは本当に大変なのですが、「大変だった作業ほど繰り返しやらなければならなくなる」の法則で、すべての手順をきちんと check*pad などに残しておくことをお勧めします。
ざーっと挙げて見直しもしてないですが、まぁこんなところでしょうか。
デザイン(+UI)については結構難しいのですが、最初は「個人でがんばって作ってます」くらいの雰囲気を出したほうがいいと思います。
このあたりについては、書籍「Webコミュニティでいちばん大切なこと」で伊藤将雄さんが書かれていることがとても参考になります。
あと、最後にとても重要なこと。
どんなサービスでもそうですが、自分で使いたい、と思うものを作ること、ではないかと。
企業で大人数で作るならまだしも、ベンチャー規模や個人で開発するのであれば、自分が使わないサービスを作っても愛着もわかないしユーザーにも見抜かれて、あまり幸せな姿は思い浮かべられません。
ということで、これからもいろんなサービスがでてくることを期待します。じゃなかった、自分頑張らないと。
投稿者 aka : 2008年02月20日 21:22 / 2008年02月 / たまには本音で
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