« スパムサイト作成講座40 - モバイル(ケータイ向け)ページを検索エンジンにインデックスさせる | メイン | スパムサイト作成講座41 - 私が読んでる SEO 関連のサイト 10 選 »
2007年09月26日
講座[番外] - 海外では定番の広告マーケットプレイス AdBrite を使ってみた
先日の海外実験サイト その後どうなったかはさておき、今日は番外で AdBrite のレポートなど(いまさらかなぁとか思いつつ・・・)。
AdBrite とは、いわゆる広告のマーケットプレイスです。つまり、広告枠を売ったり買ったりしたり、の仲介サイトですね。
#日本でもブレイナースポットなどがあります。
で、この AdBrite を1ヶ月ほど使ってみたので、ちょっとだけご紹介。できるだけ簡潔に・・・
■AdBrite で広告枠を売りたい!
まぁ、稼ぎましょう。
広告枠には、バナー広告、テキスト広告 の2種類があり、オプションとして全画面広告(interstitial ads)、インライン広告があります。
全画面広告というのは、ページを表示しようとすると一旦全画面が広告になる、という極めてうっとおしいものです。
また、インライン広告というのは、ページ中のキーワードが自動的にリンクになり、マウスオーバーで吹き出し広告がでる、というこれまたかなりうっとおしいものです。
ということで、多くの場合、バナー広告かテキスト広告枠を売りにだすことになるでしょう。
広告枠は何個でも作成できますが、途中で種類を変更することはできません。
※バナー広告では画像またはテキストの広告が表示されます。
※テキスト広告ではサイズという概念がありません。与えたスペースに inline で表示されていきます。
■バナー広告を売ろう
ということで、まずはバナー広告。
といっても、サイズを指定してコードを取得するだけです。
ページに貼り付けると「この広告枠、売ってます」的なメッセージが表示されます。
つまり、広告主は基本、媒体側が探してくるもの、ということですね。
■広告が表示されだします
さて、ここからがちとユニークなところなのですが、広告枠を設置すると数日で AdBrite の中の人が広告枠のチェックにやってきます。
で、OK、ということになると、AdBrite の広告ネットワーク(つまり媒体を特定しない広告)の表示が開始されます。(※数日たっても変化なしだったので実際にはメール送ってせっついた)。
つまり、自分で広告主を探さなくても、一応、広告は表示されます。
(ブレイナースポット + ブレイナー をハイブリッドしたような形かと)
もちろん、枠が売れたら、その広告主の広告が表示されます。
さて、ここからさらに面白いのですが・・・
■広告枠は AdSense と共存できる!
バナー広告の広告枠には、価格設定オプションがあります。
これが非常にユニークで、AdSense など他の広告の「HTMLコード」を登録することができます。
そして、それらの広告ではどのくらいの CPM を稼いでいたかを入力します。
すると、AdBrite で以前ほどの CPM が叩き出せなかったら自動的に以前の広告表示に切り替える、ということをしてくれます。
なんと、他の広告枠のラッピングサービス。
規約的にはなんかビミョーな気もするのですが、面白い方法かと思います。
■テキスト広告はかなりフレキシブル!
テキスト広告は、サイズ指定がないため、配置がかなり自由です。
また、スタイルシートもインラインである程度変更できるので、いわゆる「handy」な仕組みとなっています。
このテキスト広告では、バナー広告のような「他の広告」を利用できるようなオプションはありません。
あるのは、「この広告枠は一日何ドル以上で販売したい」という値付けのオプションだけです。
■AdBrite で収益は出るのか
さて、先日の海外実験サイトでは、結局広告主が枠を買ってくれたのは、これまで1回だけでした。
あとはすべて AdBrite の広告ネットワークの広告が流れていました。
この場合、24時間ずーっと広告が表示されているわけではなく、定期的に AdBrite の宣伝(広告枠自体の宣伝)が表示されますので、収益上は ??? といったところです。
実際、10万PV あたり $20 程度、と、CPM としては低めでした。まぁ、実験サイトがほとんどアラビア語圏からのアクセスだった、ということもあるのでしょうが・・・
■AdBrite の闇の部分
とまぁ、便利に使った AdBrite ですが、実は闇の部分があり、AdBrite を利用してスパイウェアのサイトに誘導する、といったことが横行しています。
AdBrite 側の対応も遅々としており、なかなかすすんでいません。
具体的には、flash のバナー広告の中にスパイウェアサイトへの誘導が仕組まれているものがあり、ページを表示すると自動的にスパイウェアのサイトに誘導される、というものです。
実際、これが結構あったので、バナー広告のネットワークは使うのを断念しました。
AdBrite を使うとスパイウェア配布サイトとして Google から Ban されるという情報もあり、なかなか微妙なところです。
~~~
ということで、すごーく簡単に(^^;;?? AdBrite の解説などしてみました。
海外向けサイトを構築するなら、AdSense のみならず、こういった広告ネットワークを試してみるのも良いかと思います。
・・・ま、何かの種になれば、と。
※本エントリはスパムサイトをネタにしたSEO講座です・・・いい意味で。⇒序章を参照
投稿者 aka : 2007年09月26日 16:10 / 2007年09月 / SEO (スパムサイト講座)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://133.242.136.64/mt-tb-sf.cgi/645
コメント
最近発見した怪しいサイトです。
www.1-goo.com/
自サイトのインデックス数がゼロになっており、
とくにadsenseはっているわけでも、
悪いことしているわけでもない検索サイトなんですが、
自サイトアドレスで検索したら
このサイトのみ引っかかりました。
会社概要等かいてなく、
ここに登録されるととんでもないスパムになるのではと疑っています。
どうおもわれますか?
投稿者 ゴダイゴ : 日時 2007年09月27日 12:58
一般的には、被リンクにより自身のサイトの品質スコアが低下することは無いといわれています。
良質なサイトを攻撃するネタとして使われる可能性があるからです。
スパム認定されるのは(古典的ですが)多数のサイトから特定キーワードでバックリンクを張る「リンクファーム」などの活動が認められた場合かと思います。
ということで、このサイト(もちろん?知ってましたw)からリンクが貼られても特に気にすることはないと思いますよ。
ちなみに 2-goo , 3-goo もあるようです。
いろいろ実験してますね。
投稿者 aka : 日時 2007年09月27日 18:49
記事内のpublisher dashboardって、AdBrite広告が1ヶ月で1200億PV、150万ドルの広告収入があったということですか?
ここまで来ると、すでに「実験」ではないような・・・
投稿者 ninawo : 日時 2007年09月27日 19:13
画像をクリックすると種あかしになります・・・ ^^;
す、すいません。。。
投稿者 aka : 日時 2007年09月27日 19:28
ありがとうございます。
ちょっとひとあんしんです。
ところで、このi-gooさんはいったい何を実験されていると思いますか?
投稿者 ゴダイゴ : 日時 2007年09月27日 21:49
ま、商売ですね。
表示されてる広告のリンク先を見てみると微妙に見えてくるかもです。
投稿者 aka : 日時 2007年09月28日 14:40